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樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』

「むかし、いいともにオザケンが出たとき、タモリがこう言ったの。『俺、長年歌番組やってるけど、いいと思う歌詞は小沢くんだけなんだよね。あれ凄いよね、“左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも”って。俺、人生をあそこまで肯定できないもん』って。あのタモリが言ったんだよ。四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わない人間が! まともな人ならとっくにノイローゼになっているよ。タモリが狂わないのは、自分にも他人にも何ひとつ期待をしていないから。そんな絶望大王に、『自分にはあそこあで人生を肯定できない』って言わしめたアーティストが他にいる?」

(中略)

「あれはどういう意味だ。“嫌になるほど続く教会通りの坂降りて行く”ってのは」

豆腐屋の健吾が訊ねた。こいつは「豆腐の角に頭をぶつけて死ぬことは可能か」を確かめるため、豆腐屋になったという変わり者だ。

「“教会通りの坂”は神に定められた私たちの人生のこと。それが“嫌になるほど続く”と思っていた歌の中の主人公が、“左へカーブを曲がると、光る海”、つまり産み。生を肯定して、“この瞬間は続くと、いつまでも”って自己回復していくの」

p.46-47より

Oct
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「フロム・ヘル」トークセッション@ジュンク堂新宿店は満員御礼。客層の主流はディープなアラン・ムーアおたく? SF系の客は3人ぐらい。ミステリ系の客は1人(関係者)。タマフルのヘビーリスナーとか、宇多丸師匠系の客もけっこういた模様。リアクションがいちいち濃すぎる。 あした同窓会があるとかで高知の母親が上京して西新宿に泊まっているため、ホテルの部屋に弟一家とうちの一家が集合してたんだけど、それを中抜けして東口まで往復。途中からトークセッションを聞き、ちょっとだけ打ち上げに参加。宇多丸・吉田豪両氏(キラ☆キラ組)とは初対面ですが、ポッドキャストはしじゅう聴いているのであんまり他人の気がしなかったり。安田理央氏とは夏コミ以来。できあがったばかりの「No1 in HEAVEN」をもらってラッキー。これから見よう。 ホテルに戻ると5歳女児がものすごい勢いで踊ったり歌ったり飛び跳ねたりしていた。最後は電池が切れて号泣。タクシーに放り込んで帰宅。
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「フロム・ヘル」トークセッション@ジュンク堂新宿店は満員御礼。客層の主流はディープなアラン・ムーアおたく? SF系の客は3人ぐらい。ミステリ系の客は1人(関係者)。タマフルのヘビーリスナーとか、宇多丸師匠系の客もけっこういた模様。リアクションがいちいち濃すぎる。

あした同窓会があるとかで高知の母親が上京して西新宿に泊まっているため、ホテルの部屋に弟一家とうちの一家が集合してたんだけど、それを中抜けして東口まで往復。途中からトークセッションを聞き、ちょっとだけ打ち上げに参加。宇多丸・吉田豪両氏(キラ☆キラ組)とは初対面ですが、ポッドキャストはしじゅう聴いているのであんまり他人の気がしなかったり。安田理央氏とは夏コミ以来。できあがったばかりの「No1 in HEAVEN」をもらってラッキー。これから見よう。

ホテルに戻ると5歳女児がものすごい勢いで踊ったり歌ったり飛び跳ねたりしていた。最後は電池が切れて号泣。タクシーに放り込んで帰宅。

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週刊大極宮第416号「安寿のがまぐち ~ 宮部みゆきのコーナー」より

大森望さんの『狂乱西葛西日記 20世紀remix』を読んでいたら、少なくとも20世紀中の宮部は、今よりは活発だったということが判明しました。ちゃんと「登場人物表」に出てくるし(^^)。
 大森さんと宮部は同い歳なので、この日記でカバーされている1995年~2000年というのは、35歳から40歳まででして、フツーなら立派な中年ですが、宮部の体感的には、このころが青春時代だったのです。
 いやもう、だからホントに懐かしくて楽しくて、読みふけってしまいました(^o^)♪
 ナマケモノの私は日記もつけてないので、同時代に大森さんみたいなマメなヒトがいてくれると助かります。思い出を保存してもらえますからね。
 そうそう。。。SF大賞の二次会に、庵野監督が来てくださったんですよね。。。♪
 そうそう。。。大森さんも書いてるとおり、このころは寄ると触ると歌ってた♪
 そうそう。。。『理由』で直木賞決定の日、宮部はものもらいで目が腫れてた。。。
 そうそう。。。コミケに行きました。暑かったけど、私もコスプレしたかった。。。
 そうそう。。。このころの京極さんは、平均睡眠時間2~3時間で、インタビューと電話の応対に追われて声がかれちゃって、筆談してたこともあったっけ。。。

  何から何まで懐かしいなあ。。。

 ほとんど縁側の隠居のような気持ち(^^)。
 それにしても大森さんの活動ぶりはすさまじく、それは今でも変わってない感じですから、宮部も老け込んでばかりもいられないのですが、まあ、そこはねえ、個体差で(と、完全にへっぴり腰)。
 21世紀編も、ぜひ本にしていただきたいです♪

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Ballet Mecanique

津原泰水『バレエ・メカニック』を京フェス直前にようやく読了。 
書き下ろしパートがまさかあんなことになっているとは思わなかった。私見では、たぶん今年度日本SFのベストワン(対抗は神林長平『アンブロークン・アロー』と長谷敏司『あなたのための物語』)。

ところで、Ballet Mecaniqueと言えば、たしか中谷美紀が歌ってた「ケイゾク」の主題歌(クロニック・ラヴ)の原曲(坂本龍一)だったよなと思ってちょっとググってみると、なんと一番最初は、岡田有希子のアルバム『ヴィーナス誕生』に坂本龍一が提供した楽曲「WONDER TRIP LOVER」だったんですね。youtubeで聴いてみるとこれもなかなかすばらしい。 

しかしそうすると、『バレエ・メカニック』の理沙は岡田有希子の分身と言えなくもなくて、これは岡田有希子の霊が世界を変える話なのか? と思ったり(冗談です)。 

もっとも、坂本龍一が題名を借りたのはジョージ・アンタイルが1920年代に発表した同名の代表曲。教授はこれに影響を受けて『未来派野郎』をつくったらしい。フェルナン・レジェはアンタイルの曲をテーマにした同名の実験映画をつくってて、坂本版「Ballet Mecanique」のPVにもその映像が引用されている。 

津原版『バレエ・メカニック』の冒頭にはレジェへの言及があるので、原典はアンタイル版ということか。youtubeであらためてケイゾクのOPを見直すと、坂本版PVを経由してレジェ版の雰囲気が踏襲されていて、まさかそんな具合に繋がっていようとは、ドラマ放映当時にはまったく気づかなかったことである。YMOファンには常識の範疇でしょうが、勉強になりました。 

レジェの映画もなかなか楽しいので、興味のある方はyoutubeで。Ballet Mecaniqueで検索するとだいたい一網打尽。

http://www.youtube.com/results?search_query=“Ballet+Mecanique”&search_type=&aq=f

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『ディシプリン*帝国の誕生』ゲーム内容はまったくわからないが、人気があるということは少なくとも注目を浴びているゲームということなので、面白半分やいたずら、お金をドブに捨てる、もしくは寄付をするつもりで購入してみるといいかもしれない。もしかすると、思わぬ楽しさや感動をそこから得られるかもしれない。
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本日午後2時~5時 ■会場千駄ヶ谷区民会館  (JR 原宿駅 徒歩10分) ●テーマ:伊藤計劃『ハーモニー』をゲーム化する! ●ゲスト:飯田和敏さん(ゲーム作家)、米光一成さん(ゲーム作家)、大森望さん(翻訳家・書評家) ●参加費:500円
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